
フランス西部で家族と2匹の猫ちゃんと共に暮らすフォトグラファーのyurieさん。
フランスに暮らしを移されたのは2020年冬。
ちょうどコロナ真っ只中の時期にお仕事のご都合で家族で日本からフランスへお引越しされました。
初めてのフランスでの暮らしに加えて、
コロナの外出制限などもあり部屋から出ることがより難しく不安が大きかった渡仏当初。
せめて家だけは自分たちの癒しの空間にしたいという思いから、
インテリアや雑貨などにこだわるようになったそう。
今回はそんなyurieさんの心に寄り添うインテリアをご紹介いただきました。

ずっと引き継いでいきたい想いを大切にする
まず目に入ったのが、玄関扉を開けてすぐのこちらのベンチ。
yurieさんのお祖母様がyurieさんと妹さんのためにオーダーして作ってくださった世界に1つのもの。
これと子供部屋にある本棚がセットになっています。なんと日本から一緒にお引越しされてきたそう!
日本のように玄関に区切りがないためこちらで靴の脱ぎ履きをされています。

1番目に入るスペースにはとびきりのお気に入りを集めて
玄関から真正面には大きなチェスト。
旦那さまとyurieさんがアンティークショップで発見し一目惚れで購入されたもの。
かなり古い年代のものですが、ショップのオーナーさんの丁寧なリノベによって綺麗に
生まれ変わっています。

棚の上にはお気に入りアイテムをたっぷりと。
でもごちゃごちゃしすぎないようにバランスよく並べています。

yurieさんの日常に欠かせないのが音楽。
数年前にレコードプレーヤを購入。
猫ちゃんがいるのでレコードの上にカバーが付いているものを
チョイスしたそうです。

棚の上にはお気に入りのアートたちを。
真ん中の作品はふらっと立ち寄った小さな村のギャラリーで見つけたそう。
ビビビっときて連れて帰ってきたそうです。
yurieさんが撮った写真がいろいろな場所に飾ってあるのもとても印象的でした。
もちろんここにも。
真ん中の額に入った刺繍作品は一緒に暮らす猫ちゃんをモデルにayaco broderieさんにオーダーした1点物。

一期一会な出会いも大切に
こちらもyurieさんお気に入りのスペース。
棚の中には日本フランス各地で集めた作家さんモノの器がたくさん並べてあります。
フランスではよく陶器市に行かれるそうで、作り手さんと直接話をしながらのものを買うことでより大切に使いたいと感じます。
ブロカントのお皿やカップも大事にされているとのこと。
ただ集めるだけではなくちゃんと使ってあげることも意識しています。


家族の思い出はしっかり記録して
yurieさんが撮った家族写真や旅行の記録などは、
家族がいつでも見られるよう必ずアルバムにされています。
旅行先ごとに1冊にまとめているのもこだわりのひとつ。
写真が家族の絆をより強めているように感じます。

誰になんと言われようと好きなものはたくさん並べたい
外での撮影以外はご自宅での編集作業がメインで、
ご自身にとって居心地のいい空間づくりをされているyurieさん。
置いてあるものは本当に様々ですが、
不思議と全て調和が取れておりごちゃごちゃとした印象はありません。

目的なくふらっと入ったお店でビビビと来たものを連れて帰ることもよくあるそう。
特に生活に必要な物でなくても、そこにあるだけで癒しを感じたりする。
「ちょっとしたものが生活を豊かにする」
を改めて感じさせてくれる素敵なご自宅でした。

yurieさんのご自宅インタビュー動画はこちら。
写真・編集 tocmaru lab